ベースアンプ買ったので、それに決めるまでの物語
Phil Jones Bass Session 77を購入しました。
導入までの経緯、心の動き、他製品との比較など振り返ってみようと思います。
前書き
自分はジャズの演奏活動を主にやっているエレキベーシストです。
エレキが故、アンプがなければ演奏はできません。大抵の、ライブ演奏が想定されている箱であれば自分のアンプなど必要ないのですが、時にはホテルやレストランなどで即席のステージにて演奏することがあります。
今までは大学から500wのハートキーを借りていたのですが、もう来年からそれも厳しいし、、、 ということで自分のアンプの検討を始めました。
電車移動(車なし)、エレキベースを前提としてジャズで活動する上で必要なスペックは以下の様相
・重くない(≦13kg)
・高出力(100w程度ほしい)
・エレキベースが木の楽器かのような音がする
・最低限以上必要な低音が出るか
・値段(予算50000くらい)
ジャズといっても自分の場合コンボがほとんどのため、フルオープンのグランドピアノくらいの音量が確保できるか?が第一の争点でした。ドラムよりピアノを仮想敵にするのおすすめです。ドラムの最大音量って果てしないけどピアノのそれは多少頭打ち感あるので。
結果として100wくらいで必要十分か、という結論。
車持ってたら20kgくらいまで選択肢広げるのもありだったかもしれません。
低音については原則、スピーカーの径が大きいほど安心という感じ。7インチのsession77はかなりギリギリ
予算を一旦無視し、ひとまず候補として、
pjb Session 77(100w、12kg、7インチx2)
pjb Bass Cub II(110w、7kg、5インチx2)
Gallien-Krueger Mb112(200w、12kg、12インチ)
Fender Rumble 100(100w、10kg、12インチ)
に目星をつけました。一個ずつ精査していく作業が始まります。
各々のレビューが今、はじまる
Gallien-Kruegerは真っ先に候補に上がりました。ジャズ系で使われる前例の多さからの安心感、また大学に前世代のものが置いてあったこともあり、出力具合もだいぶわかっていたためです。
しかし自分と相性が悪かったのか、音の奥の方に極僅か、安いプレベを安いアンプで鳴らしたような音と同じ成分が混ざっていた_ように感じたことで一旦保留に。前世代の古い機材だったことも原因だったかもしれませんが
pjb Bass Cubをその後、試奏しに行きました。大変クリアな出音は感動的でした。しかし、アンサンブルに混じればそのクリアさは冷たい音、という印象として映ることがあり、例えば包み込むような低音をリクエストされた時、5インチという超小型スピーカーでの再現は厳しそうなイメージがします。出力にも不安があったため除外...。
Fender Rumbleは最後の最後まで候補にあり続けました。試奏する機会にもう少し早くありつけていたらこっちを買っていた可能性すらあります。実際に音を知れたのはアンプを買ってからでした。
とても豊かな低音とパワー、そして物の軽さを両立しています。このアンプ、本当に軽い。
音も申し分無く、象を彷彿とさせる温かさがあります。
session77購入の直前まで両製品の名前でsns上検索を繰り返していました。このFender Rumbleをジャズで使うという前例が見つからず不安だったため、断念することに。Youtubeの機材試奏動画はバンド演奏でやってくれないとよくわからない いろんなジャンルがあるとなおよい
紆余曲折あり、pjb Session 77に決定しました。bass cubと同じベクトルの音ながらスピーカーが広く、pjbの冷たさを補えるのではという狙いです。試奏が叶わなかったため勘で買った
スピーカーの配置がBaba is youのBabaの目みたいでかわいかったのが決め手かもしれない
マグナカート買ってバンドに持ち込めるようになったらまた改めてレビューしたいと思っています。