かえねこのサンバ

かえのブログです。

ベースのチューニングを5度にする

4弦ベースの基本チューニングは下からEADG(4度)です。それをEBF#C#の5度にしました。

 

利点

・上側に音が増えるので、比較的高い音を極端じゃないポジションで扱うことが出来るようになります。

普通の弾き方で使える音が増える

 

・Hi-Cの5弦ベースを超える音域をカバーできます。

ソロが楽しくなる Donna Leeをオクターブ上で弾ける 20フレットの楽器でもラまでいける

 

・レギュラーチューニングで培った手癖がリセットされます。

音楽の強度が上がる

 

・意外とすぐ弾けます。

レギュラーチューニングのベース歴6年くらいの筆者の場合、3週でウォーキング程度は困らないくらいに、4ヶ月目の現在は不自由なくほぼ以前通りのレベルで弾けています。

 

・所持ベースの可能性に気づくことも。

SGベースってこんなに高域綺麗だったんだ 知りませんでした。

 

 

欠点

 

・レギュラーチューニングのベースが弾けなくなります。

特に楽器の貸し借りが発生するときに困る あと試奏

 

・左手が忙しい。

上ツイート参照 Gメジャースケールを2オクターブ弾いています。

 

 

弦選び

EBF#C#の場合です。Red MitchellみたいなCGDAは気が向いたら別の記事で今後書くかもしれません。

 

各弦の考え方

E......レギュラーチューニング4弦と同じ。しかし1弦側テンションが強くなるチューニング法のため、釣り合いのため多少強めのものの方がいい。

 

B......レギュラー3弦の長2度上、もしくはレギュラー2弦の短3度下。すなわち、ちょっと細いA線or太いD線を用いる。

 

F#......レギュラー1弦の短2度下。.50くらい?

 

C#......Hi-C線の短2度上。ほぼ代用可能。

 

実例

https://www.amazon.co.jp/ROTOSOUND-FM66-ROT-FM66-Funkmaster-エレキベース弦/dp/B002CVUNO8

 

本来はマークキングスタイルのスラップ用ステンレス弦。30-50-70-90

使おうと思えば全部使えますが、4弦(E)が緩くなりがちなので、バラ弦などで4弦だけ見繕ってあげた方がネックにやさしい気がします。

 

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/257713/

 

6弦ベース用ブラックナイロン。43-60-70-94-115-135

高いです。ブラックナイロンにこだわるとほとんどこれ以外選択肢はないです。

6弦のうち4本使います。

 

練習方

筆者がしてたことを思い出します。

・スケールを弾く

上ツイートのように。全てのスケールを網羅しなくてもメジャースケールだけでいい気もします。

ツイートの動画では、ソラシド/レミファ#ソ/ラシドレ/ミファ#ソ、と弦を渡っています。10Fから3Fに移る動きに慣れましょう。人差し指で3Fも5Fもカバーしているのもポイント。So Whatのサビをコントラバスで弾くときの運指みたいなイメージです。

・知ってるバップ曲のメロディーを弾く

まずはAu PrevaveやOrnithology、Oleoなど比較的モチーフディヴェロップ的な曲を。慣れてきたらConfirmation、Serenade To a Bus Seat、Dolphin(Luiz Eca)などもおすすま。

 

 

最後に 何故こんなことをしたか?

最後は筆者の個人的な話です。

Hi-C5弦ベースとして運用していたアコースティックベースが不注意により真っ二つになりました。他に5弦は所持しておらず、しかしHi-Cの音域が惜しかった私は手元にあった4弦のアコースティックベース、SGベースの音域を広げました。

メイン楽器が真っ二つになったのは悲劇ですが、そのおかげで一歩前進でき、オリジナル(おそらく)のチューニングを確立でき、この記事を書くに至りました。表裏一体

 

この記事が私以外の、多弦ベースを折った全てのひとに希望を与えることを願います。